池袋に対してのイメージ

■池袋の印象とは?
街としての歴史からどうしてもその印象を変えることが出来ないといった部分は必ず存在するものだ、覆そうと努力してクリーン街づくりをしても、かつてあった史実をなかったものにすることは出来ない。
だからこそ昔はこういう街だったが、その市区町村が連携して当時の名残を感じさせないほど状態は安定していると持っていくまでにはかなりの時間を要する。
池袋にかつて展開されていた闇市も既に50年近い年月が経っているにも関わらず、いまだにそのように考えている人は多いといわざるをえない。ここまで来ると正直諦めるしかないのかもしれないが、それで街としての機能を衰退するようなことになれば、必要な財政を組み上げることが出来ないといったような問題も出てくるため難しいところだ。
池袋といえば闇市の印象がある、という人も居ると思うが当然誰もがそのように感じているわけではないだろう。ではその他に考えられている池袋の印象とはどのように持たれているのかだが、簡単に列挙してみよう。
・何となく雑然としている、清潔とは言えない街
・東京と埼玉の国境
・都会と大都会の中間ぐらい
・ゴミが多く、街全体がゴチャゴチャしていて、所々臭う
どれもこれも褒められたようなモノではないだろう。都会だからこそなのかもしれないが、もしも池袋に住むことになったらそういった負の部分も受け入れられるように努力しなければならない。
不便なのは当然だとしても、清潔な印象を持つことが出来ないというのは街として考えれば、綺麗に保つにはどうしたらいいのかと考えなくてはならない。地元として住むならそうした細かなところにまで配慮することも想定することになる。
池袋のような都市部になると街中を歩いていれば定期的に清掃をしているボランティア団体を見かけることもある。人通りが多いところほどそうした活動が頻繁に目立っているが、逆に清掃しているからこそ汚れているんだという風に考えられるのかもしれない。
近年は南池袋公園や池袋西口公園、イケサンパークなどの清潔できれいな公園の整備が進み、池袋の印象も変わりつつある。
■池袋は埼玉?
イメージの1つとして紹介したさいたま市というものについてだが、これに関しても少し話をしていこう。池袋には様々な路線が通っている、その中でもとりわけ注目したいのが埼京線、そして湘南新宿ラインといったような埼玉県へと繋がる路線についてだ。
東京と埼玉を繋ぐ路線だが、こうした路線が開通していることで直ぐ側にある埼玉県から訪れた人はまず都会といえば池袋という印象を持つようだ。それについてはまぁいいとしよう、ただ池袋と埼玉の関係について言及して行くことになったら解決の糸口があまり見えない事態に展開していることを知っているだろうか。
正直なところ、個人的には不毛な言い争いをしている人が多すぎるだろうという風に感じるところだが、それも話題を富んでいると考えればまだ良い方なのかも知れない。
どのように池袋と埼玉との関係を述べるべきなのだろうかと考えてみると、第一に出てくるのは『池袋は埼玉の植民地』という言葉だ。インターネットなどで検索エンジンにかけてみるとわかるが、このワードで実際に話題となっている記事が沢山見かけることが出来る。どうしてこんな言葉が出ているのかというと、埼玉に隣接していることも関係しているようだ。
確かに池袋駅からは埼京線の他にも複数埼玉路線へと続いている電車は存在しているが、それでどうして植民地などという言葉が出てくるのかはこの街を利用したことがある埼玉県民のアンケートに関係しているのかも知れない。
埼玉県民にしてみれば池袋はいった事がある商業エリアとして誰もが最初に利用することになる街としても有名だからこそ、植民地として呼ばれている一端を担っていると考えられる。
消費者層が必ずしも埼玉県民で支配されているとは一概に言い切れないにしても、埼玉から来た人がまず遊び場所となるのはこの池袋ということ結果も出ていること。そんな埼玉から来た人が必ずといって利用したことがある商業施設は何処なのかというと、それは次のようなところだ。
1位:西武百貨店-64万人
2位:東武百貨店-63万人
3位:ビックカメラ-57万人
人数に関してはこのアンケートに答えた埼玉県民を対象とした、池袋にある商業施設で訪れた事がある場所を紹介したが、順当とも言えるような順位だろう。百貨店に訪れるということは買い物目的という意味合いであることに間違いない。程度は分からないが利用するとなればやはりそれなりに大きい買い物をするときもあれば、簡単に特定の物しか買わなかったという、そんな人もいるはず。
コレだけの人数が利用している、利用していたという人が多いことからこの池袋では東京都に在住している人よりも埼玉県民の方が財政的に助けていると考えている人がいると分析しているようだが、果たして本当にそうなのだろうかと疑ってしまうところでもある。ネット上を大きく騒がしているこの問題は恐らく終わりを迎えることはないだろう、いつまでも永続的に語られる問題と見るべきなので、この辺で話を打たせてもらう。
■オタクが集まりやすい
池袋といえば埼玉の植民地だ、などとネット上で騒がれているがそれについては正直完全な偏見による情報のため、信じないようにしよう。地元民からすれば完全に侮辱発言そのものなので、言うに事欠いたような発言を繰り返していると怒りを買うことになるので、注意しよう。
ではそれ以外の池袋といえばどんなイメージがあるのかについてだが、これも現在では一般的になっているのか『オタクが集まる』という印象が強いようだ。ただオタクといっても男性が極端に集うのではなく、女性オタクがこの地に集合する。
この池袋には女性の聖地と名指しされている場所もあることから、現在では女性オタクにとっては一度は訪れていなければならないという、そんな教示が合ってもおかしくないような環境になりつつある。これは笑い事ではなく、しかも区を挙げてのとてつもないビッグプロジェクトが進行している。
この現象は昔ながらのオタク聖地として讃えられている秋葉原とよく似ている、ここも今や日本だけでなく世界のサブカルチャー民に一度は訪れたい観光名所としても知られているものになっている。池袋の、そんな女性オタクが楽しい時間を過ごすことが出来る場所を中心に、池袋はこれまでに見たこともない街づくりに取り掛かっている。

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